矯正装置を徹底比較

リンガルブラケット矯正の場合、矯正装置を歯の裏側に装着するため、矯正装置は見えないのですが違和感は残るので、話しづらいようなケースがあります。

その点、インビザラインは、薄いマウスピースを装着するため、違和感が少なく話しやすい矯正装置といえます。学校の先生や営業・接客のような会話する機会の多い職業の方に適した治療方法なのです。目立つことなく治療が行えるので、30代～60代の女性にも人気のある治療方法です。

マウスピースの装着時間が短すぎると矯正治療が失敗するケースがあります。定められた装着時間を守れないと歯並びが矯正できず、もとに戻ったり、矯正に時間がかかったりします。

また、マウスピースは、パソコンによりシミュレーションして作成するため、マウスピースが合わなくなると、その後のマウスピース全てが使用できなくなってしまうこともあるのです。

マウスピース矯正は、マウスピースで歯全体を覆う必要があります。唾液が歯につきにくいため虫歯になりやすいので、しっかり磨かなくてはいけません。

マウスピースを装着する前の歯磨きは、デンタルフロスなどを使用し丁寧に磨く必要があります。矯正治療の途中で虫歯になると、マウスピースが合わなくなることがあるからです。

抜歯を伴った矯正治療を行う場合には、ブラケットの矯正よりもマウスピース矯正のほうが時間がかかります。また、奥歯の噛み合わせが悪くなる場合もあります。

抜歯を伴うほど歯を大きく移動するときは、ブラケット装置のみの矯正治療を行うか、最初の1年程度はブラケット装置を使用し、その後マウスピース矯正を行う治療方法が効果的です。

歯ぎしりの強さは、奥歯になると60kgを超えることもあります。歯ぎしりが強すぎるとマウスピースを壊してしまうことがあるのです。1日20時間はマウスピースを装着する必要があるので、就寝中も装着しなければならないことになります。

マウスピースが壊れると歯が動きづらくなってしまうのです。当クリニックでは、歯ぎしりの原因を解消する咬合に関する治療も行います。矯正治療と平行して咬合治療を行うこともできるのです。