矯正無料カウンセリング予約する

クレジットカード
  • インビザラインの治療は
    各種クレジットカードがお使いいただけます
杉並マウスピース矯正
  • カウンセリング予約 ご相談ダイアルはこちら
  • 03-5303-8080
  • 診療時間:月曜〜金曜 9:30-13:00 / 15:00-20:00
  • 土曜・日曜 9:30-13:00 / 15:00-18:00
  • 休診日:祝日

コラム

矯正と抜歯

なぜわざわざ永久歯を抜歯する必要があるのか?

抜歯しない矯正

もしも、非抜歯治療で抜歯治療と同じ結果を得られるのなら、患者第一の考えを持っている歯科医師はすべての症例を非抜歯治療で行うはずですが、現実的にすべての患者さんを非抜歯で治すことは出来ないことから、抜歯するという選択を取る場合があるのです。

一方では、「非抜歯矯正」をアピールしている歯科医院もあります。抜かなくてもいいんだったら、そっちのほうがいい!と飛びつきたくなってしまいますが、慌てるのは禁物です。なぜなら成人矯正の場合、抜歯をしないときちんとした歯並びにならない場合が多いのが事実だからです。

矯正治療は健康と美しさのために歯並びと咬み合わせを治す医療行為ですが、患者さん1人1人の歯並びによって、その目的を達成するためには、抜歯しないとできないこともあれば、逆に抜歯しないで治療しないとできないこともあります。

抜歯と非抜歯どちらの治療計画が患者さんにとってのメリットが大きいか、ということを考えるのが大切です。すべての患者さんを非抜歯の矯正で対応するというのは、医療行為ではなくなってしまうのです。

抜歯が必要なケース

歯は、親知らずを含めて全部で32本あります。どの歯も大切な歯ですし、1本でも抜くのはためらわれることでしょう。どんな歯科医師でも、抜かないで矯正治療できるなら、それに越したことはないと思っていると思います。

歯は、上あごと下あごそれぞれ、「歯槽骨しそうこつ(しそうこつ)」というU字型をした骨の上に植わっています。歯槽骨しそうこつの大きさと歯の大きさの調和がとれていれば、でこぼこにはならずにきれいに並びます。しかし、歯槽骨しそうこつに対して歯が大きかったり、歯の大きさに対して歯槽骨しそうこつが小さかったりすると、並びきらずにでこぼこになります。

その不調和の程度によって、でこぼこが軽度であれば、歯列しれつ(もしくは歯槽骨しそうこつ)を少し広げてあげながら歯を抜かないできれいに並べることができる方もいます。しかし、不調和が大きいのに、歯列(もしくは、歯槽骨しそうこつ)を広げて無理に歯を並べてしまうと、先述したように口が閉じにくくなるだけでなく、せっかく矯正治療できれいな歯ならびにしても後もどりしやすくなります。

そのような方には、抜歯をおすすめします。子供の歯の矯正に関しては、まだ骨が成長段階にあり、骨の成長に合わせて矯正を行うことができるため、抜歯をしなくても良いケースがグンと多くなります。後日子供の歯科矯正のコラムで触れる予定ですが矯正治療はどの年齢でも行うことができますが、子供のうちに矯正治療が勧められる理由として「抜歯をしなくても済むことが多い」ということが大きな理由として挙げられます。

まとめ

この先どんなに矯正治療の技術が進歩しても、「すべての患者さんに非抜歯で矯正治療ができる」ということは、絶対にありません。患者さんにメリットがあるからこそ、「抜歯して矯正治療をする」というプランが出るのです。

自分の歯並びは、「抜歯が必要なケースなのか、抜歯が必要ないケースなのか」、しっかりと診断を受けた上で、「抜歯する場合のメリットとデメリット、非抜歯の場合のメリットとデメリット」について説明を聞いて納得した上で、矯正治療を始めましょう。

問い合わせフォーム