2017.08.17
子供の矯正ってなんでいいの?
子どもの矯正費用ってどのくらいかかるんだろう?矯正と聞くと高額なイメージがあると思いますが、実際にどれくらい必要なのか、またどのくらいの期間でちゃんと効果はあるのかも心配ですよね?この記事をぜひ参考にしてみてください。
骨が軟らかいので歯が動きやすい
歯は歯茎の中にある歯槽骨という骨の中に埋まっています。歯槽骨は柔らかく圧力をかけると溶けて体に吸収されるという特性がありこれを利用して歯を徐々に動かしていきます。しかし歯槽骨は年齢を重ねるごとに密度が高く固くなるため、若いうちの方が歯を動かしやすいのです。
大人では直し難い顎の問題による歯並びも治しやすい
歯並びの異常は歯ではなく顎全体に原因があることが少なくありません。その場合は見た目にも機能的にも大きな問題が出ていることがほとんどですが、多くは治療が難しい難症例となり一般的な矯正治療だけでなく顎の骨を切るなどの外科手術を伴うこともあります。
しかし顎がまだ成長段階にあるときから治療を始めればある程度正しい顎のかたち・歯並びに誘導することができます。上手くいけばワイヤーなどの矯正装置をつけずに済むこともあります。
抜歯の必要が少なくなる
狭かったあごを広げたり、あごの成長を正しい形に促す事により、不必要な抜歯の可能性を減らす事ができます。例えば成長後矯正治療をした場合、2~4本の永久歯抜歯が必要な場合でも、小児期から矯正治療を行う事により、非抜歯にて治療が可能になる確率が高くなります。
矯正装置に対する意識
欧米では矯正治療は当たり前ですが、日本では歯並びに問題があっても治療をしない人が多くいます。しかし日本人の歯に対する意識は決して低いわけではありません。実は矯正治療をしたくても実際にはやらない人が理由としてあげるのは治療に使う矯正装置の見た目なのです。
といってもやはり年頃であれば気になったり、クラスメイトからも指摘されることもあります。そういう場合であればインビザラインなどのマウスピース矯正など目立たない矯正治療で対応できるので安心です。
結果として治療費も安くなりやすい
成人になると歯が動きづらくなるため治療期間が長くなりがちです。 実は矯正治療にかかる料金はほとんどが技術料であるため期間が長くなればそれだけ費用もかさみます。子供であれば歯が動きやすいので期間が短くなり結果として費用も安く済みます。