2017.08.17
インビザラインの医療費控除
インビザラインは医療費控除の対象になる!
矯正治療に適用される医療費控除とは?
みなさんは確定申告の医療費控除を知っていますか?歯の矯正治療は保険適用外なので全額自己負担しなければなりません。そのためかなりの高額な費を支払うことになりますが、確定申告の際に医療費控除を受けることで、その一部が還付金として返ってきます。
矯正費用の相場は大体50万円~100万円と言われているので、矯正治療費だけでも十分に医療費控除を受けることができます。医療費控除は美容や予防のために支払った医療費は対象外で、治療にかかった金額のみ対象です。
美容目的の手術や歯列矯正、健康診断や予防のために支払った金額は医療費控除を受けることができません。ホワイトニングなどは対象外ですので注意しましょう。
医療費控除とは
医療費控除とは、家計をひとつにする家族が支払った医療費の一定金額について確定申告手続きによって所得控除を受けことができる国の制度です。
1年間の所得金額の合計が200万円以上の方の場合、本人および生計を同じにする家族が支払った医療費が1月1日~12月31日までの1年間で10万円を超えたとき、翌年2月16日~3月15日までに確定申告すると所得税の一部が還付または軽減されます。
家族の所得金額の合計が200万円までの方は所得額の5%以上の医療費がかかった場合に申告可能です。1年間に支払った医療費はもちろんのこと、医療機関までの通院のためのバスや電車、タクシーなどの交通費も含まれます。(マイカーは対象外)バスや電車とかは領収書がないので通院した日付、利用した交通機関とその区間、金額のメモをとっておく必要があります。
矯正治療は、保険適用外の高額な費用になるのでなかなか一括で支払ができず、年をまたがって分割払いをすることが多いと思いますが、1年でまとめて支払って申請した方がお得です。
お支払いの治療費に対する控除金額の計算式
{医療費控除額(上限200万円)}={1年間に支払った医療費の総額}-{保険金などによる補填金額}-{10万円もしくは所得金額の5%のいずれか少ない金額}
医療費控除の申請方法
確定申告書申請用紙
税務署のHPからプリントアウトすることで入手できます。
医療費に関わる領収書やレシート
これは必須中の必須のものですね。世帯分合わせて漏れがないかしっかりチェックしましょう。
交通費の領収書または詳細な記録
主旨としては領収書があった方が望ましいのですが、いつ、どのようなルートで病院と自宅を往復したかを正確に記録してある家計簿等があれば認めて貰えます。
源泉徴収票(給与所得がある場合)
これは年間所得が200万円未満の場合年間所得の5%が還付されることから必要になってきます。
還付金を振り込んで貰う銀行口座の通帳もしくは口座番号情報
尚、申告方法は申請用紙を記載した上で上記書類等を全て用意し、自分の住所地を管轄する税務署を訪れて提出すれば手続き完了です。